
新世紀を迎えても、民族・宗教間の衝突など、世界の混乱は一層深刻さを増しつつあります。また、わが国の政治、経済の混乱や青少年による凶悪犯罪の多発化など、今日の世界と日本は完全な閉塞状態に陥っトいるといえるでしょう。平和実現のビジョンを描けないまま、迷走状態を続けている極めて危険な状態にあると考えます。
中・長期的視点に立てば、広く蔓延している倫理・道徳的退廃傾向に歯止めをかける何らかの施策をこうずることが最重要課題となります。青少年の淪落こそ、国家衰亡の根本要因であることは「歴史の教訓」であるからです。そのためには、青少年の健全育成に資する法整備をすすめるとともに、家庭再建を眼目とした憲法改正も視野に入れての抜本的取り組みが必要であると考えるものです。
戦後日本は高度経済成長の波に乗り、「量的な幸福」を追い求めてきましたが、これからは獲得した物質的豊かさを何にどのように用いるべきかという「質的な幸福」追求へと転換しなければならないときであります。問われているのは「心のあり方」と言えましょう。当然ながらこの問題は、政治家のみが取り組むのではなく、国民一人一人が自らの生き方として考えなければならない内容です。
こうした観点から、この国の未来を考えればあらゆる分野の総点検を宗教的視点に立って行うことが必然的に要請されてまいります。もしこれを怠れば、日本は利己的な個人主義や過激な性教育の広がりなどによって、倫理・道徳の崩壊、即ち「国家溶解」の危機に直面することとなるでしょう。
世界平和連合は、宗教、民族、国家の基礎は家庭であること、それゆえに真の家庭理想は、宗教の壁、民族の壁、国家の壁を越えて調和することのできる「平和の基礎」であることを主張しております。そして、全ての分裂・対立・闘争の根本は、人間個人の心身の分裂・対立・闘争にあると指摘し、平和の基礎は心身の調和にあると主張しております。
平和への明確なビジョンとプロセスを提示しつつ、韓半島の平和的統一、環境問題の克服、青少年・家庭問題の解決のために、全力を尽くしてまいります。このような「救国救世」運動の趣旨をご理解いただき、一層の活動拡大の為、是非とも「平和基金」にご加入くださるようお願い申し上げます。
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