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2010年8月1号のキーワード記事掲載
「ねじれ」克服の前にやるべきことがある 普天間基地 「国の守り」が最重要 日米同盟の深化へ 辺野古「8月決定」を 防衛力増強も不可欠に

民主党の参院選惨敗による「ねじれ」を受け、政界は浮き足立っている。連立組換えや部分連合など政権形態に目を奪われているが、安易な連立は日本の将来に禍根を残す。まず国の安全保障のあり方を明確にすべきだ。東アジアでは中国が経済成長の果実をひたすら軍事力増強へと注ぎ、北朝鮮が「強盛大国」を目指して核ミサイル開発に余念がない。もはや憲法9条体制ではわが国の平和と安全は守れない。8月には普天間の辺野古移設の工法について政府決定を行い、来年度の防衛予算案づくりをスタートさせる。 また年内には新たな「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」を策定しなければならない。こうした安保政策で保守勢力は妥協してはならない。
民主党が参院選で敗北し、与党の参院議席数が過半数を下回り、衆院では参院で否決した法案を再可決できる3分の2以上の議席を有していない。これによって初めて衆参で「真性ねじれ」が生じた。菅政権は厳しい政権運営を余儀なくされる。そこから連立の組換 え論や政策ごとの部分連合論といった数合わせの政局論議がかまびすしい。政治は大局を見失っ ているようだ。 「消費税の前にやるべきことがある」と主張しみんなの党が躍進したが、何よりもやるべきことは日米同盟の深化と防衛態勢の確立である。国民が安心して暮らせる国家の土台を固めねば、社会保障も税制も絵に描いた餅に終わる。 菅首相は所信表明演説で「第3の道」の例としてスウェーデンを挙げたが、スウェーデンは磐石な軍事力で国家国民を守っている。抑止力をもって戦争を防ぎ、侵略を許さない。それが社会保障 の前提となる国民一体感の源であり、スウェーデン国民の国防意識はきわめて高い。 それで武装中立策を採り、徴兵制で男子に対し兵役義務( 19〜47歳)を課す。GDP(国内総生産)に占める軍事支出は 2%を超し、兵器はほとんどが国産。潜水艦・戦闘機・戦闘車両などを開発・生産し、武器輸出も行う。それがスウェーデンの成長戦略であり、雇用と社会保障を支えている。こうした「国の守り」 のあり様を論じず、社会保障だけのつまみ食い〞は国民を惑わす振り込め詐欺に等しい。 ひるがえってわが国は戦後65年を経て今なお「占領憲法」に呪縛されている。これでは「国の守り」はおぼつかない。 菅首相は日米同盟を深化させると述べている。そうであるなら戦後レジームから脱却しなければならないはずだ。 菅政権の当面の政策課題は、米軍普天間飛行場の移設など日米合意(5〜月)を速やかに履行することである。代替滑走路を辺野古周辺に設置するための工法を8月末までに決めねばならない。先送りは許されない。だが、辺野古移設は普天間飛行場の代替であって、これでもって日米同盟が深化するわけではない。 ミサイル防衛に集団的自衛権を日米同盟は冷戦後、深化してきた。 96年4月、日米首脳会談(クリントン│橋本)で「日米安全 保障共同宣言」を発表し97年、「日米防衛協力のための指針」(新日米ガイドライン)を作成し
以降は思想新聞をお読みください)
2010年7月15日号のキーワード記事掲載
参院選民主党大敗 菅・社民路線に審判 護憲・国家解体策にもノー 民主党の暴走を許すな

国民は菅民主党政権に厳しい審判を下した。7月11日に投開票された第22回参院選において民主党は改選54議席から大きく議席を減らし44議席に陥落、与党は過半数を割った。民主党は衆院で過半数を占めるものの、参院での否決法案を再可決する3分の2以上の議席を得ておらず、これによって衆参で「真性ねじれ」が生じることになった。敗因は菅首相が国民精神を堕落させる「大きな政府」を目指す社会民主主義路線の「第3の道」を採ろうとしたところにある。菅政権は退陣を拒否し、落選した千葉景子氏をそのまま法相に起用するなど文化共産主義的施策を放棄していない。菅路線の粉砕へ保守勢力は総結集しなければならない。
参院選結果は民主党政権に痛撃を与えた。民主党内やマスコミは消費税の税率上げ問題を敗因としているが、決してそれだけではない。第1に、「大きな政府」を作る菅首相の「第3の道」路線を痛烈に批判したみんなの党が躍進したように、国民が民主党の社民路線にノーを突きつけたことだ。 民主党の子供手当や高校無償化などのバラマキ政策は、国民の政府への依存心を高め、家族や地域社会などの共同体意識を希薄化させ、社会をアノミー(無規範)化させ、巨大な政府が個人を管理する恐るべき大衆社会をもたらす。 それによって自助の精神と家族の絆を重視し安定かつ発展した社会を築いてきたわが国の伝統が崩壊させられる。そう誘うのが民主党政権の数々のバラマキ政策である。 これを阻止する。それが参院選で民主党を大敗させた民意である。 第2に、国の生存を危うくする文化共産主義施策をマニフェスト(政権公約)から隠し、国民を欺こうとしたことへの審 判である。 菅首相は文化共産主義者の千葉景子法相が神奈川選挙区で落選したにもかかわらず、法相に留任させた。これは選択的夫婦別姓や人権擁護法、外国人地方参政権などの文化共産主義施策や国家解 体法案を成立させようとする下心があるからにほかならない。国民から審判を受けた選挙後も欺き続けようとしている
口だけの日米同盟自衛力も軽視する 6月に閉会した通常国会では開催中に鳩山前政権から菅新内閣に交代したものの、菅首相の施政方針演説と野党の代表質 問だけで終わった。菅首相の施政方針演説は「マニフェスト破綻」を思わせるほど昨夏のマニフェストに修正を加えてお り、国会での与野党論議は不可欠だった。にもかかわらず
以降は思想新聞をお読みください)
2010年5月28日
本連合に対しての(有田芳生の『酔醒漫録』)に掲載の抗議文を送付。

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