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  10-1-1
 

真の道義国家の創建を
ー国難を超克し平和の旗手へー
新年のご挨拶

国際勝共連合・世界平和連合会長
梶栗玄太郎

日韓トンネルで未来を拓こう

 

 

 

謹んで新年のお喜びを申し上げます。
昨年中は各種講演会やセミナー、さらに機関紙誌を通じての教育宣伝活動など、多くの活動を展開してまいりました。皆様のご協力に対し心より御礼申し上げます。
さて本年は寅年です。寅は十二支の三番目であり、東から北へ三十度の方角となります。真に遺憾ながら鳩山政権の対応により、日米関係はすでに北へ三十度傾いた感があります


昨夏、政権交代が実現いたしました。「対等な日米関係の構築」を外交マニフェストに掲げた民主党は、日米間の普天間飛行場移設合意を前提にしない姿勢を米国側に示し、代
案を提示しない無責任な対応を行いました。日米同盟は日本の生命線であります。対等な関係を示そうというのか、米国に対して意見を申し上げ、勇気のある発言をしているようですが、結果は、日米同盟関係を損ね、既に重大な危機を招く恐れが生じております。

深刻かつ重大な決意を持って警告いたします。このままであれば、日米同盟は元に返ることはなく、ますます亀裂が拡大していき、日米の決裂〞、近年の覇権主義的、強権的動きが懸念される中露による「日本占領」という最悪の事態を招来することになるでありましょう。その時日本は、痕跡もなく消滅することになるでありましょう。
日本を滅ぼす張本人は誰か。いうまでもなく現政権(民主、社民、国民新党の連立政権)であります。しかし、そのような政権を選んだ国民の責任でもあるのです。自らが選んだ道であることを自覚しなければなりません。しかしながら、外交・安保に関する核心的問題であるだけに、仕方がないとして放置できることではありません。一億二千万人の生命と財産が危険にさらされているのです。見捨てることはできないのであります。国が滅びるとなれば、政権は投げ出すことができても、残された国民は路頭に迷うことになる
のです。
誰が一体、この国を救うのでしょうか。起死回生の道が果たしてあるのでしょうか。日本は今後、日韓米を基軸としてアジア外交を展開することが重要であります。鳩山総理の「東アジア共同体」構想は方向性としては評価することができますが、問題は中身です。最も重要な日米同盟の基軸は壊れつつあり、このような状況でアジア外交のみ突き進むことはきわめて危険な結果をもたらすことになるのです。
民主党幹部の主張する日米中正三角形論は断じて受け入れることはできません。さらに、日米関係が不安定になっている現状を打開するためまず日中関係の構築を、との主張は言語道断であります。同盟関係は同一の価値観を前提とするものです。
日韓米の連携はまさに自由と民主主義の価値観を共有する同盟関係であり、中国は共産主義であって米国と同列に見ることはできないのであり、日中関係を日米関係に優先することなど断じて認めることはできません。
このような危機を打開する残された道を提言いたします。それはトンネルを掘れ〞であります。日韓海底トンネルを掘る〞のです。日韓トンネルを日韓が協力して掘ることによって、日本はアジア大陸と地続きとなり、アジア地域の活性化を促進し、一層の安定と繁栄を実現することができます。そのために日本は全力を投入するのです。その結果として、将来、中露、東南アジアなどから資源と食糧を輸入して生き残ることができる道が拓けるのでありま
す。
トンネルを掘ることは、ともに汗を流し知恵をだし、両国とアジア、さらには世界の繁栄の道を拓くために行動することです。この行動、協力事業によって、「犬猿の仲」であった日韓の間に平和が生まれ、さらに分かれかけている米欧が協力する道が開かれるのです。結果として日韓米欧の自由陣営の基軸が回復され、さらにお隣の韓半島の平和的統一が促進され、日韓中の東アジア共同体の夢は正しい方向性を持って実現されることでしょう。やがて東アジア共同体は世界第一の経済地域となり、アジアと世界を牽引する指導
国家群となるばかりか、アジアの共同体、世界共同体のモデルを形成し、戦争を回避し、平和を実現することになるのです。
日本は平和国家に徹し、日韓の平和トンネルと愛の架け橋〞平和高速道路の建設に積極的に関与するのです。日韓トンネル建設と米ロ海底トンネル(ベーリング海峡トンネル)の建設こそ、日本の第二の生命線(第一の生命線は日米同盟)です。
なぜなら、これがわが国の倫理的基盤を構築し、真の道義大国への道を拓くことになると確信するからです。ために生きる愛の実行をもってアジアと世界に「進出」(貢献)し、恒久平和をもたらすことこそ、日本の行くべき道となるのであります。
今年も各種の活動を通じて平和実現のビジョンと理念を啓蒙しなが
ら、真の道義国家日本の創建を目指し全力を投入してまいります。なにとぞ旧年に倍する皆様のご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

 

【会長人事に関するお知らせ】
国際勝共連合・世界平和連合理事会が平成21年12月18日、本部会議室にて開催されました。会長人事案件について検討され、太田洪量氏の会長職辞任と梶栗玄太郎氏の会長就任が全会一致で承認されました。交代は平成22年1月1日をもってなされることが確認されました。

クョスコニョ    [1] 
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