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09-2-15 |
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日韓米同盟の構築を 北朝鮮、恫喝外交に拍車 南北合意破棄・テポドン発射準備… オバマ政権との直接交渉狙う
北朝鮮が強硬姿勢を強めている。一月下旬に韓国に対して過去の南北合意の無効を宣言、二月には長距離弾道ミサイル「テポドン2」の発射準備の兆候を見せた。 これはいつもの恫喝・瀬戸際外交だが、新たに登場したオバマ米政権に対してブッシュ政権と同様の直接対話の「宥和策」を促し、日韓米の結束に揺さぶりを掛けようとするものだ。それだけに核放棄と拉致解決を目指した日韓米の再結束が不可欠である。
オバマ米政権の登場に合わせて北朝鮮が新たな外交攻勢に乗り出してきた。昨年八月に金正日総書記が脳卒中で倒れたと道されて以来、北朝鮮の強硬姿勢が目立ち、核放棄を目指す六カ国協議のロードマップはストップしたままだ。 十月に核施設の検証などで米朝合意が成立し、米国は北朝鮮の「テロ支援国」指定を解除したが検証方法を巡って混迷。 結局、検証させず、北朝鮮だけが指定解除の実利を手にした。これでブッシュ政権の宥和政策の失敗が明確になった。 北朝鮮は恫喝・瀬戸際外交の味を占め、オバマ政権に対しても米朝直接交渉を迫っていこうとしている。だから、強硬姿勢をことさら強調しているのだ。 労働新聞などの元旦共同社説は今年を「全人民的な総攻勢による強盛大国建設の革命的大高潮の年」と位置づけ、故・金日成主席の生誕百年と金正日総書記の古希(七十歳)に当たる二〇一二年を目指して「先軍政治」の軍事路線をひた走り、金正日体制の生き残りを図ろうとしている。 一月十七日には朝鮮人民軍総参謀部報道官声明で韓国に対して「全面対決態勢に突入する」と表明。李明博大統領が十九日に内閣改造を決め、対北朝鮮政策を担当する統一相に核や人権問題で厳しい姿勢を示す保守派の玄仁沢氏(高麗大教授)を指名すると反発を強め、恫喝に拍車を掛けた。 二十三日には金正日総書記が中国の王家端・党対外連絡部長と会談し、健在ぶりを誇示した。外国要人との会談は昨年七月以来(周近平・中国国家副主席)で、公表された写真はやつれが見られ、動画でないため脳卒中のマヒが残っているか不明だが、金総書記が強硬外交の陣頭指揮を採っていることを内外に示した。 テポドン改良型なら米本土到達〜
(以降は新聞を御覧ください)
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